泣くパパに素敵と思うママ

パパの小言


子供の卒園式があり、泣いている親達がいた。
私は正直泣く意味がわからなかった。まず、卒園式自体、安易に想定できる予定調和の物で、保育園側で用意したテンプレートのセリフを言わされてるだけで、昔英語の授業の始まりで、先生がハウアーユー?というと、生徒全員で「アイファインサンキューエンドュー?」と大木の如くの棒読みと重なり寧ろ、泣くというより笑えるなと思ってしまったくらいである。
ママに何故感動するのかを聞くと、「入園したときの何もできなかった頃を思い出しながら、みんなの前でセリフを上手に言えるくらい成長する姿に感動するんだよ」といっていたが、幼児と同じような大人はまずいないし、そりゃ成長するだろうと思ってしまう。
ママが泣くのは百歩譲って分かるが、パパで泣いてる人がいてそれを見たママが「それだけ子供のことを考えてるいいパパだね」と絶賛していた。
私は人がいる場で泣く人はパフォーマンスで、いい親だよ感を出しているように見えてしまう。

深堀して考えてみたところ、そもそも涙というのは感情が爆発したときにでるものであり、本能的にストレスを逃がすための人間の機能なのではないかと思った。
ママは子育てして大変だったストレスを、涙を流すということで発散していて、
パパも子育てに限らず仕事や家庭などでストレスをため込んでいて、ストレス消化のために涙を流しているのではないか。であれば、年を取ると涙もろくなるという通説も納得が出来た。

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