概要
「幸せって何だろう?」と考えると、
一言では説明できないことに気づく。
整理してみると、幸せを感じる瞬間には
大きく分けて2つのタイプがあるように思う。
今回はその2種類の幸せについて考えてみたい。
幸せ① アドレナリンが出る幸せ
一つ目は、アドレナリンが出ている時の幸せだ。
- 何かに夢中になっている時
- ギャンブルをしている時
- 誰かと話していて「楽しい」と感じる瞬間
こうした状態は、
活力が回復している時とも言える。
時間を忘れ、
頭が冴え、
感情が動いている。
この幸せは分かりやすく、
「今、楽しい」とその場で実感できる。
若い頃は、このタイプの幸せを多く求めがちだと思う。
幸せ② 比較から生まれる幸せ
もう一つは、
他人や過去の自分と比べて、今の自分が優れていると感じた時の幸せだ。
例えば、
- 家族で仲良く過ごしている自分を、少し俯瞰で見た時
(過去の孤独だった自分や、孤独な人との比較) - 腹痛や病気で苦しんだ後に、健康を実感した時
(過去の不調だった自分との比較) - 美味しいご飯を食べ終わって、満足している瞬間
(食べられない人や、稼ぎが少なかった頃との比較)
この幸せは、
その瞬間に興奮するというより、
じわっと後から効いてくる。
歳を取ると、幸せの感じ方が変わる
以前、
「歳を取ると比較ゲームから、区別する感覚に変わる」
と整理したことがあった。
ただ、今回改めて考えると、
②の幸せは、むしろ歳を取ってからの方が強く感じる気がする。
そう考えると、
人間は結局、一生比較の中で生きているのかもしれない。
ただし、若い頃の比較と、歳を取ってからの比較は質が違う。
競争から、共存への比較
若い頃の比較は、
勝ち負けがはっきりした競争になりやすい。
- あいつより上か下か
- 勝ったか負けたか
一方、歳を取ってからの比較は、
競争というより「確認」に近い。
- 昔の自分よりマシか
- 今の生活は悪くないか
つまり、
比較はなくならないが、
競争から共存へと形が変わる。
まとめ
幸せには、
興奮する幸せと、
比較して噛みしめる幸せの2種類がある。
どちらが正しいわけでもない。
ただ、年齢や状況によって、
感じやすい幸せの形が変わるだけだ。
比較から逃げることはできない。
でも、その比較が誰かを蹴落とすものなのか、
自分を納得させるものなのかで、
人生の疲れ方は大きく変わる。
幸せは、
興奮から始まり、
やがて静かな納得に変わっていくのかもしれない。


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