概要
成功者の話を聞くと、「口に出した言葉は現実になる」「言霊は存在する」とよく言われる。
自分自身も、それはある程度本当だと思っている。
しかし、子供との日常の中で、言霊について少し考えさせられる出来事があった。
今回はその体験から、「言葉は誰に向けて放たれているのか」という本質について考えてみたい。
本質の深掘り
ある日、子供が
「パパ好き〜」
「パパ遊んで〜」
と言ってくれた。
そのたびに、冗談半分で
「そんなこと言ってくれるのは今だけだからな」
と言いながら、子供に構うことがよくあった。
ここで、ふと前提の理論が頭をよぎる。
もし言葉が現実になるのなら、
「自分のことを好いてくれるのは今だけ」と発言していることになる。
それはつまり、未来に本当に好いてくれなくなる言霊を、自分で作っているのではないか。
そう考えると、この発言は言わない方がいいのでは、と少し不安になった。
そんな話を奥さんにすると、意外なエピソードを聞いた。
奥さんは子供の頃、親から
「そのうち反抗期が来るから」
とよく言われていたらしい。
しかしその言葉があったからこそ、
「私は反抗期にならない」
と強く思うようになり、結果として本当に反抗期がなかったという。
ここで気づいた。
「反抗期が来るから」
「そんなこと言ってくれるのは今だけだからな」
これらの言葉の本質は、未来を決めつけることではない。
子供に対して、
「今と未来は違うかもしれない」
と客観的に考えさせるための言葉なのだと思う。
まとめ
今回の結論はこうだ。
子供に向けたこれらの言葉は、子供への言霊ではない。
むしろ、
「今この時間を大切にしろ」
と自分自身に言い聞かせている側面の方が大きい。
言霊が現実になるかどうかよりも大事なのは、
その言葉が誰に向けて発せられているのか。
そう考えると、
「今だけだからな」という言葉も、
今この瞬間をちゃんと向き合うための、悪くない言葉なのかもしれない。


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