概要
保守思想の人の共通点を考えたときに、誰もが日本の歴史に精通している。
逆に、リベラル思想の人は日本史を表面的にしか知らないか、
あるいは海外の歴史や思想の影響を強く受けていると感じている。
これは偶然だろうか。
それとも構造があるのか。
本質の深掘り
① まず違和感から始まる
特攻を例に考える。
国のために命を絶つ。
現代の価値観では理解できない。
だが、なぜそうなったのかを掘る。
当時の教育。
家庭環境。
地政学的緊張。
敗戦が迫る空気。
これから分かることは個人の考えが特殊なのではなく、環境がそのような考えを生んだものだと想像出来る。
自分が同じ状況になった時のことを想像する。
出撃前夜。
特攻機に乗る瞬間。
敵艦が視界に入る距離。
特攻を志願した事の後悔や、恐怖、孤独など想像すると恐ろしい。
そして先人への敬意が生まれる。
② 歴史を「自分事」にするかどうか
ここで分岐がある。
歴史を
・知識として知るか
・追体験として想像するか
この差は大きい。
追体験すると、
先人の犠牲の積み重ねの上に
今の自分がいることを実感する。
すると、
「この国を軽く扱えない」
という感情が生まれる。
ここが保守への起点ではないか。
③ 保守と歴史理解の関係
私はこう感じている。
保守思想の人は、
日本史を縦に深く見ている。
連続性を見る。
積み重ねを見る。
犠牲を見る。
一方でリベラル思想の人は、
横の比較が強い。
海外の革命史。
人権思想。
普遍的価値。
どちらが正しいという話ではない。
軸が違う。
・縦軸(自国の時間軸)
・横軸(国際的比較軸)
縦に深く入るほど、愛着は強くなる。
横に広く見るほど、普遍性を重視することで愛着が弱くなる。
④ 愛着という見えない変数
ここで分かったのが愛着という感情が大きいのではないか。
歴史を深く知る
↓
追体験する
↓
敬意が生まれる
↓
愛着が生まれる
↓
守りたいと思う
守りたいという心理が、
保守思想に近づく。
⑤ しかし本当に単純か?
歴史を深く知れば、
権力の暴走も知る。
差別も知る。
過ちも知る。
ならば必ず保守になるとは言えない。
重要なのは、歴史をどう読むか。
・誇りの物語として読むか
・反省の物語として読むか
・連続性として読むか
・断絶として読むか
同じ事実でも、
解釈で思想は変わる。
まとめ
どのようにして人は、右や左の思想になるのか。
先人の覚悟に敬意を持ち、
国への愛着が生まれるから事で、右寄りの人が生まれるのではないか。
保守思想の人は
日本の時間軸を深く掘る。
リベラル思想の人は
国際的な横軸を強く見る。
思想の違いは、情報量の差というより
重視する軸の違いかもしれない。

