概要
back numberの「瞬き」には、印象的な一節がある。
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
この歌詞は、一見すると綺麗事にも聞こえる。
しかし、現実的な視点で分解してみると、かなりシビアで本質的なことを言っている。
今回はこの歌詞を、自分なりに噛み砕いて考察してみたい。
歌詞の意味を具体的に考える
まずは前半。
星が降る夜
これは、キラキラしていてロマンチックな時間の象徴だと思う。
現実に落とし込むと、
- 高い服や時計、アクセサリーで着飾る
- 知らない人を含め、いろんな人と出会う
- 遊ぶ、飲む、刺激を求める
いわゆる「非日常」や「華やかさ」だ。
眩しい朝
こちらは、未来への期待感。
何か良いことが起きそうだという、ドキドキした状態を指している。
例えば、
- 連勤が終わった後の連休前日
- 異性と連絡を取り合い、返信を待っている時間
- デートや旅行(遠足)の前
- 欲しい物を買う前、届くのを待っている時
- 推しのイベント前
- ワンナイトできるかも、と思っている時
- 風俗の待ち時間
要するに、「まだ何も起きていないけど、期待だけが膨らんでいる状態」だ。
本当に幸せだと言っているのは、後半
歌詞はこう続く。
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
ここが一番重要な部分だ。
「雨が降りかかる」ということは、
ちょっとしたトラブルや困難が起きたということ。
そして、そんな場面に立ち会えるのは、一緒にいる時間が長い人だけだ。
つまり対象は、
パートナーや子供など、本当に身近な存在になる。
そして重要なのは、
助ける側は何かを「もらっている」わけではないという点だ。
自分の時間や労力、時には感情を犠牲にして傘を差し出している。
この行為そのものが、幸せだと言っている。
歌詞を一言で言い換えると
この歌詞を極端に要約すると、こうなる。
星が降る夜と眩しい朝が繰り返す
「金をかけて格好をつけてクラブに行き、
そこで出会った異性とワンナイトを期待する日々」
よりも、
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事
「パートナーや子供がピンチの時に、
自分を犠牲にして助けてあげられること」
こちらの方が、幸せだと言っている。
かなり現実的で、甘くない価値観だと思う。
この歌詞から見える価値観
この考え方をベースにすると、自然と以下の結論に行き着く。
① 独身より結婚
刺激的な独身生活より、結婚の方が幸せに近い
② お金より心
お金で動く行動より、心で動く行動の方が価値がある
③ 特別より身近
派手な出来事より、日常に起きる小さな出来事の方が幸せ
④ もらうより与える
何かをしてもらうより、してあげる方が幸せ
まとめ
「瞬き」は、
キラキラした人生を否定しているわけではない。
ただ、それを幸せと勘違いするなと言っている。
この曲が伝えたい「幸せ」は、
何かを「もらう」よりも、「あげる」の方が心が満たされる(幸せ)ということを言っているのだと思う。


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